31.現場内職業格差 建設現場の悪しき慣習 前半

2020.9.29記述

今日は建設現場に存在する、悪い面について解説していきます。

それは、業種カーストともいえる、現場内の業種ごとのランキングです。

簡単に言うと、権力の強い業種と立場の弱い業種というものが存在しています。

建設現場において最も悪い面だと思いますし、建設現場が時代遅れと考えられる原因の1つだと思います。

私は本当にこの職業ランクを無くしたいと思っています。今後なくすためにも、今から説明していきます。

まず初めに、立場の強い業種はなんなのかを伝いたいと思います。

建設業に少しでも関係のある方はパッと思いつくと思います。

立場の強い業種の1つめは鳶です。

皆さんもなんとなく、トビさんの親方は怖い、職人=トビ

なんてイメージありませんか?

たしかに、鳶の意見はよく通ります

鳶の仕事内容にも関係があるのですが、主に作業するための足場を組むのが主な仕事です。(他にもいろいろありますが、今回は足場をメインで説明していきます。)

足場を組まないと他の作業ができないと考えると、鳶の作業が全ての工事の始まりだと考えることもできます。

さまざまな工事のための足場を組むため、鳶さんは色々な作業についての知識を持っています。

また、さまざまな業種とコミュニケーションもとります。

現場内でこのような動きをすることで、鳶の地位はいつのまにか上がっていきます。

今でも鳶というと全職人の最前線で働く職種であり、職人をまとめる仕事だという認識はどこの現場にもあります。そういった経緯で、業種ランキングのトップにいます。

私個人的な意見も、鳶職はカッコいいと思います。

続いて立場の強い業種は、駆体職です。

主に鉄筋屋、大工、鍛冶屋などでしょうか。

建物の骨組みを作っていく業種になります。

彼らが建物の骨格を作らないと、後業種は作業できないということもあるのでしょうか。

現場内でも、なかなかの発言力を有しています。

どこの現場でも共通して、鳶、躯体職の職人はみんなから一目置かれてることが多いです。

今書いたことは私の経験から感じたものであり、そんなランク付けがされてない職場もあると思います。

私の今までの職場では、共通してこのランキングだったので書いています。

建設現場というのは、業種によってすでになんとなくないランク付けがされており、それを覆すのはなかなか大変というのが現実です。

今日は立場の強い業種を書きました。

いったい立場の弱い業種とは一体何なのでしょうか。

それは明日、発表したいと思います。

正直にいうと、気持ち良い話ではありません。しかし知っておかないとショックが大きいと思います。

私も実際かなりショックに感じました。絶対に知っておくべき現実です。ではまた明日。

コメント

タイトルとURLをコピーしました