2021.2.16
読書感想記事となります。
前回に引き続き、前田裕二さんの メモの魔力 の感想となります。
前回の記事はこちらです。
読書感想 メモの魔力 | タロコブログ (tarokoblog.com)
まだ読んでいない方は、先にこちらを読んでみてください。
前回は本の内容に深く触れず、メモに対する考え方について、解説していきました。
本日は、実際に書かれていた「メモの魔力」について、解説していきたいと思います。
この本では、メモを取ることによって5つのスキルが鍛えられると書かれています。
1つ目は、知的生産性の向上 です。
メモを取ることで、どんどんアイデアを生み出せるようになっていきます。
2つ目は、情報を素通りしなくなることです。
メモを取るためには、相手の話をよく聞く必要がありますよね。前田さんは相手の発言すべてメモするくらいの勢いでメモを取れ。とまで言っています。
3つ目は、相手のより深い話を引き出せるようになることです。
確かに話し相手が必死にメモを取りながら私の話を聞いているとしたら、気持ちよくなって、もっといろんな話をしたくなりますよね。
4つ目は、話の骨組みがわかるようになることです。
メモを取りながら、相手の話を構造化して聞き出せるスキルが上がります。
相手も、きちんと骨組み立てて会話をしているわけでないので、利き手である私が構造化するサポートをしながら話を聞くことで、より深い話をすることができるようになります。
5つ目は、あいまいな概念を言葉にできることです。
何かに感動したとき、あなたはどんな言葉を吐きますか?
やばい、すごい!
なんて言っていないでしょうか。
メモをすることで、そんな抽象的であいまいな感情の言葉を吐かなくなります。
一歩踏み込んだ言葉でメモすることを意識することで、言語能力が向上します。
以上の5つが、メモの魔力 ということになります。
確かにこれらの能力が高まると、日常生活、ビジネスでうまく立ち回れそうですよね。
よく聞く、コミュニケーション能力にすべてが該当しています。
メモを取ることで、コミュニケーション能力の向上が図られるということです。
前田さんは、メモに対する姿勢として、どんな姿勢で取り組むべきかについてこう述べています。
知的好奇心と、知的創造に対する貪欲なスタンスでメモを取るべきだと。
知的な発想をするためのメモということで、好奇心をもって、必死にメモを取ることで魔力を得ることができるということです。
また、メモの大切な流れについても解説しておきます。
メモを取るための流れは
①ファクト、つまり事実をメモする。
②ファクトによる気づきを、他のことに応用可能なレベルまで、抽象化する。
③抽象化したことを、自分の行動に転用してみる。
何かに気づいた事実があれば、それを抽象化し、行動してみる。という流れです。
気づいたことをメモして、最終的に行動に移すことで、知的生産性が向上するということです。
メモを取ることも大事ですが、そこで得た何かを、きちんと行動という結果に表すということですね。
この本は実践的なメモの取り方も書かれています。
ペンはどんなものを使うか、何色で書くか、ノートのページの配分など、とても細かく、詳細に書かれています。実践することで、確実にプラスになる変化が生じることが確実です。
この、メモの取り方については、実際に本を購入して、確認してみてください。
私みたいに、ノートとペンを購入するはずです。笑
そして、この本の後半は、自己分析について書かれています。
主に就活生を対象にしている感じですが、今の仕事に不満がある人、何か行動を起こしたい人にはぜひ参考になると思います。
なにせ、自己分析の問題1000個出してくれています。
すべての問いで自己分析を行うことで、確実に自分という存在を確認することができるようになると思います。
私も少しずつも自己分析を続けていこうと思います。
ですが、1000問もあるので、1日1問でも1000日かかるので、ペース配分は考える必要があります。笑
本質的なことは、実際に読んで確認していただきたいですが、この記事に書いた通り、メモを貪欲にとることで、5つのスキル、主にコミュニケーション能力が飛躍的に上がります。
また、気づいたことを行動に移すことで、人間的に魅力ある人になれます。
また、メモを取ることで、自己分析をすることができ、ほんとにやりたいことに気づくことができます。
あなたも、日常的にメモを取っていき、素晴らしい日常を気づかずに通り過ぎることなく、全力で送っていきましょう。
それではまた、次の更新をお楽しみに。
では。
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